文京区住まいのパートナー

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2023.11.09

査定書とは~その2~

「文京区住まいのパートナー」代表の伊藤です。

前回の書き込みから2カ月以上経過してました。

このサイトの立ち上げのおかげかどうか定かではありませんが、有難いことにご相談件数が増えて、なかなかブログの書き込みまで余裕がなかったというのが本音です。

さて、前回同様「査定書」について書き込みさせていただきます。

前回は離婚に伴う財産分与に影響する「査定書」でしたが、今回は相続に伴う「査定書」について書かせていただきます。

相続により不動産を取得することになった場合、その不動産をどうするかに関しては、複数の選択肢が考えられます。

例えば、売却、賃貸での運用等が中心となりますが、売却価格や賃料を検討するにあたり、当然その不動産の「査定」が必要となります。

我々がご相談を受ける際、最初に相談者へお伝えすること。

それは、「査定書の作成は一社に絞り込んだ上で依頼すべき」ということです。

前回私は、

離婚による財産分与のための不動産査定の場合、一社での査定は絶対におすすめしません。

なぜなら一社では正確な査定額を算出することはできないからです。

と書きました。

では、なぜ今回は前回と真逆の内容なのかを書きたいと思います。

離婚による財産分与のための不動産査定の場合、最も必要な情報は財産分与の基準となる正確な不動産査定額です。

その為に複数の不動産業者から査定をしてもらう必要があります。

ところが今回のケースは、相続で得た資産である不動産をどのように処理していくかが一番の目的となります。

話は若干逸れますが、不動産業者は不動産を仲介できなければ儲けがありません。

不動産を仲介するということは、不動産物件をお預かりし、お客様を付け、契約成立させることです。

つまり、不動産物件をお預かりするということが不動産業者にとって重要な仕事の一つであるといえます。

預ける側の所有者にとってみれば、一円でも高く売りたい・貸したいのは当たり前の話ですから、一円でも高く査定をした不動産業者に仲介を依頼したいのは当然の事です。

ところが、不動産物件の仲介を取りたいが為に、相場と大幅にずれた高額査定をしてくる不動産業者が多いのが実情です。

高額査定で売れる・貸せることが出来れば全く問題ないのですが、最初の査定額の募集では、お客様を付けることが出来ずに、時間だけ経過をし、値下げを繰り返したあげく、最終的な成約金額が他社の査定と同額であったいうケースが、私の知る限りでも非常に多発しております。

無駄な時間を失うことは一番のリスクではないでしょうか。

また、売却・賃貸の成約がズレればズレるほど、予定をしていた他の計画に支障をきたします。

そういったことにならないように、査定書依頼の前に「信頼できる不動産業者(担当者)」を選んでいただくことが最重要であると思います。

では、どのような基準で「信頼できる不動産業者(担当者)」を選べばよいか、あくまで私の考えですが、下記記載してみました。

・所有者の相続に伴う状況をしっかりと把握出来ること
・所有者の将来的なビジョンをしっかりと把握出来ること
・所有者の人柄・考え方をしっかりと把握出来ること
・所有者にとって必要な事・ものをしっかりと把握出来ること
・所有者と信頼関係を結ぶことが出来ること
・所有者の為になることであれば、ネガティブな情報も提供出来ること

このような感じでしょうか。

つまり、「信頼できる不動産業者(担当者)」を探すこと。

それが一番重要であると考えます。

そして、「信頼できる不動産業者(担当者)だけに査定書の作成を依頼すべき」であると思います。

つまり、冒頭の「査定書の作成は一社に絞り込んだ上で依頼すべき」という結論にいたるわけです。

我々「文京区住まいのパートナー」は一人でも多くの方から、「信頼できる不動産業者(担当者)」と思われるべく努力してまいります。

それでは。

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